田舎の盆踊りは風情がある。
提灯なども闇夜に浮かび上がる感じでちょっと寂しさを感じるくらいが丁度よい。
盆踊りは「踊り念仏」を起源としており、念仏(宗教)と踊り(芸能)が結びついたものと考えられている。それがいつしか「お盆(正確には盂蘭盆会)」に合わせて地域・集落で開催されるようになった。昔は音頭も踊りも地域ごとに特色があり、民族芸能を代表するものだったらしい。それにしても祖霊信仰と踊りのマッチングは絶妙としか言いようがない。
ご先祖を敬い身近に感じ、土地に縁あるものが集い、踊り一夜を過ごす。世界に語れる日本の文化である。
新興住宅街やマンション組合などでも「盆踊り夏祭り」など目にするが、やはり田舎の盆踊りには風情がある。